その収納方法は間違っているかも!?羽毛布団の正しい収納方法を紹介!

羽毛ふとんの軽量

羽毛布団はふかふかで温かく、寒い冬を越えるのに欠かせないアイテムです。しかし、毎年同じ羽毛布団を使っていると、ふかふかだったはずの布団が年々薄くなっていると感じることはないでしょうか。これは収納方法が原因かもしれません。そこでここでは羽毛布団を長持ちさせたい際に押さえておきたい収納時のポイントについて解説します。

通気性が劣化を防ぐカギ!

羽毛布団をできるだけ劣化させないようにするために大切なのは、保管時の通気性の良さです。風通しが悪い状態で保管してしまうと、湿気で羽が潰れてしまったり、嫌な臭いが付いてしまったりします。特に注意すべきなのが収納時のたたみ方です。羽毛布団はサイズが大きいので、圧縮袋に入れてコンパクトなサイズにしたうえで収納する人も多いでしょう。この方法は羽を潰してしまうためNGです。羽を潰さないように軽く布団をたたみ、羽毛布団収納ケースに入れて押入れなどで保管しましょう。どうしてもスペースを使うので、布団を強く叩いてしまうこともあるでしょうが、これもNGであり、ゆっくり布団を抑えて空気を抜いてください。ただ、この作業を一人で行うのは難しいことから、羽毛布団をたたむ作業は2人で行うのがおすすめです。羽毛布団収納ケースに入れる場合は通気性を確保するためにチャックを少し開けた状態にして収納しましょう。

収納する前にやっておきたいこと

羽毛布団を収納する前に準備をすることで、より状態が良いまま羽毛布団を保管できます。それでは、布団を収納する前にやっておきたいことを確認しましょう。

布団を干そう

まず必ずやるべきなのが布団を干してしっかり乾燥させることです。天日干しの場合は太陽が昇っている10時〜15時の間を目安に2〜3時間ほど干しましょう。外干しの場合日当たりの良い場所に置いてしまうと紫外線によって布団が劣化する可能性があります。日の当たる場所に干す時は掛カバーを掛けて干すのが良いでしょう。また風通しの良い所で乾燥させるのも良いでしょう。また、両面をしっかり乾燥させることが大切なので、1時間経ったら布団を返して反対の面を乾燥させるようにしましょう。そして布団をベランダで干す場合、側生地が引っかかって羽が出てきてしまうことがあります。そのため、必ずカバーをかけたままで干してください。

クリーニングに出そう

いくらきれいに布団を使っていたとしても、寝ている間に汗をかいたり、体温で布団の中が若干湿ったりするため、見えないダニやカビが発生してしまっている可能性が高いです。そのまま収納してしまうと、さらにダニやカビが繁殖して使えなくなってしまう可能性もあるでしょう。したがって、収納する前には布団をクリーニングに出してきれいにしましょう。

押入れの掃除も大事

押入れは湿気が多く、カビやダニが繁殖しやすいです。少しでも繁殖のリスクを防ぐため、布団を収納する前に押入れの掃除をしましょう。押入れにたくさんものが入っていると、風通しが悪くなってしまいます。したがって、できるだけものを最小限に減らしましょう。万が一カビが押入れの中に発生してしまっているなら、漂白剤を使ったり拭いたりして取り除いてください。そして、扇風機や乾燥機などを使い、押入れの中を乾燥させ、除湿剤を置いたうえで、布団を収納しましょう。また、布団の置き場所に関しては、羽が潰れないように、少しでも上に置くのがおすすめです。

羽毛布団は収納方法次第で長持ちする!

羽毛布団はスペースを使うのでどうしても少しでも小さくして収納することを重視してしまいがちですが、できるだけスペースに余裕を持ち、風通しの良い場所で保管しないと劣化してしまいます。そのため、羽毛布団を長く使いたいなら収納する前にお手入れをしましょう。ただし、いくら良い環境で保管していても羽毛布団はどうしても多少劣化します。したがって、羽が潰れてきたなどと感じたらリフォームも視野に入れてみてください。