羽毛布団を洗濯する頻度は?間違った方法で行うと羽毛布団を傷つけるリスクもある!

寒い時期は、羽毛布団を愛用しているという方も多いのではないでしょうか。羽毛布団を使っていると、汗などによって汚れがついてしまうことがあります。その時に洗濯やクリーニングに出すことになりますが、どのくらいの頻度で行えばよいのか迷ってしまう方もいるかもしれません。今回は羽毛布団を洗濯する頻度について解説していきます。

羽毛布団を洗濯する頻度はどの程度がベスト?

羽毛布団を洗濯する頻度ですが、クリーニング業界のプロと寝具業界のプロで意見が変わってきます。クリーニング業界のプロは、1年に1回洗濯するのがベストと言う人が多いです。人間は寝ている間、汗をたくさん掻くため羽毛布団は寝汗を吸っています。それを長期間放置するのは衛生的ではなく、カビやダニの原因にもなるということで、毎年シーズンが過ぎて羽毛布団を使わなくなったら洗濯したほうがよいと言われています。

一方、寝具業界のプロの間では、3年に一度程度クリーニングすれば大丈夫と言われることが多いようです。なぜ毎年洗うことを推奨しないかというと、洗い過ぎによる羽毛布団へのダメージを防ぐためです。羽毛布団はクリーニングするたびに、少なからずダメージを受けてしまいます。それのリスクを回避するために、毎年ではなく3年に一度程度のペースで洗うことを推奨しているのです。人によって汗をかく量が変わりますし、羽毛布団につく汚れの量も変わりますが遅くとも5年以内に一度はクリーニングにだすことをおすすめしています。

羽毛布団を洗いすぎるとどのようなリスクがある?

羽毛布団を洗いすぎた時に考えられるリスクの1つが、羽毛自体が傷んでしまうということです。羽毛は油脂を含んでいるのですが、臭いの原因になることもあるため、適度にクリーニングする必要があります。しかし、油脂は羽毛のボリュームを出すために必要な成分で、完全に取り除くとパサパサになり使い心地が悪くなってしまいます。洗剤を使って何度も洗濯すると、油脂を落としすぎてしまいボリュームのない羽毛布団になってしまう可能性があるのです。

羽毛だけではなく、生地が傷んでしまう可能性があるのもリスクの1つです。羽毛布団の側生地は、羽毛が外に出ないように保護する役割も果たしています。洗濯を繰り返しているうちに、側生地が縮み隙間ができてしまうと、そこから羽毛が飛び出してどんどん抜け落ちてしまいます。目が緩んでしまった側生地は、基本的に改善することはできないため、丁寧にクリーニングする必要があります。側生地の寿命を縮めないためにも、適切な頻度で洗濯するようにしましょう。

適切な頻度でクリーニングして羽毛布団を長持ちさせよう!

適度に洗濯やクリーニングをすることで、羽毛布団を綺麗な状態に保つことができ、長く使い続けられるようになります。逆に間違ったタイミングで行うと、羽毛布団を傷つけてしまうリスクもあるため注意が必要です。どのくらいのペースでクリーニングすればよいのか、最適なタイミングを見極めて、羽毛布団を長持ちさせましょう。