羽毛布団のリフォーム時期について解説!オススメのリフォーム方法についても紹介します

皆さんは羽毛布団がリフォームできることについてご存知でしょうか。あまりお手入れをしなかったり、飲み物をこぼしたり羽毛を潰してしまうと本来よりも早く寿命を迎えてしまいます。買い替えるにも羽毛布団は値段が高く、長く使っていきたい物です。今回は羽毛布団をリフォームする際の目安や時期、おすすめのリフォーム方法を解説していきます。

羽毛布団のリフォーム時期は?

実は羽毛布団の寿命は長く、適切なメンテナンスをしながら使えば30年以上も使えることがあるそうです。つまりメンテナンスをしっかりと行うことでそれだけ長く使い続けることができるのです。しかしメンテナンスは重要で、買って5年から10年程度ほど経つと羽毛のボリュームが減ってきて、最初の頃に比べて保温性が無くなります。その時期になるとリフォームを検討することをおすすめします。具体的にリフォームが必要なサインについて説明していきます。

リフォームが必要なサインは次の通りです。長年の汚れで羽毛がへたって保温性が無くなってきた、最初の頃に比べてかさが減ってきている、羽毛の偏りがある、生地が汚れてきた、生地についた臭いが気になるなど、ある程度生地と羽毛共に劣化してきた時がリフォームのサインです。説明した内容以外でもサイズ調節や羽毛の増減を希望している人も羽毛布団のリフォームがおすすめです。

羽毛布団をリフォームする時の注意点

羽毛布団をリフォームする時は幾つか注意点があります。1つ目は羽毛布団はキルト生地の為、リフォームする際は生地をカットして中の羽毛を取り出す必要があります。つまり今まで使っていた側生地は新しいものに替える必要があります。羽毛布団の側生地は日々の使用によって知らず知らずのうちに酸化を起こしてもろくなっていっています。そのため側生地の再利用はあつかっていない事が多いです。側生地の劣化を放置すると側生地の強度が弱くなり、破れた側生地から中の羽毛が飛び出ることもあります。

羽毛布団のリフォームは普段からある程度手入れをしていないと難しくなります。これは中の羽毛がリフォームができないほど劣化している場合は、買い替える必要があるからです。羽毛布団を買ったら定期的に自己メンテナンスやクリーニングに出すことが重要です。

羽毛布団のリフォーム方法

まず羽毛布団のリフォームをする時、羽毛を取り出して確認した後に適切な仕立て直しの内容を見積もる事が出来る業者か調べましょう。仕立て直し業者の中には、羽毛の状態を確認せずに設定されているいくつかのコースから値段を提示するだけという業者があります。あなたの羽毛に適切な仕立て直しの内容を提供できるかが出来上がりの良さを左右するので大事なポイントです。当店では持ち込まれた羽毛の状態によって複数の洗浄コースを用意しています。

1つ目が除じんコースです。
古い側(がわ)生地から中身の羽毛を丁寧に取り出します。解体した後羽毛を選別し、羽毛についたほこりを落としていきます。
ほこり落としには、専用の除じん機を使用、羽毛ふとん一枚ごとに作業を行いますので、他のふとんと羽毛が混ざる心配はございません。
除じんした羽毛をお好みの新しい側(がわ)生地に充填し、吹き込み口を縫製して完成です。持ち込まれた羽毛の状態が比較的きれいなふとんのための、安価なプランです。

2つ目がスチーム洗浄コースです。
古い側(がわ)生地から中身の羽毛を丁寧に取り出します。解体した後羽毛を選別し、羽毛についたほこりを落としていきます。
ほこり落としには、専用の除じん機を使用、羽毛ふとん一枚ごとに作業を行いますので、他のふとんと羽毛が混ざる心配はございません。
除じんをした羽毛にスチーム(蒸気)をかけて羽毛の表面についた汗・油を落とし、約80℃で熱風乾燥させます。
再度除じんし、お好みの新しい側(がわ)生地に充填し、吹き込み口を縫製して完成です。洗い方以外にも側生地の品質、補充羽毛の種類、ふきこむ羽毛の重量などお好みによって細かく設定できます。

3つ目が温水洗浄コースです。
古い側(がわ)生地から中身の羽毛を丁寧に取り出します。解体した後羽毛を選別し、羽毛についたほこりを落としていきます。
ほこり落としには、専用の除じん機を使用、羽毛ふとん一枚ごとに作業を行いますので、他のふとんと羽毛が混ざる心配はございません。
除じんをした羽毛を42℃の温水と界面活性剤で、羽毛の表面から中に至るまでの汗・油を落とし、約80℃で熱風乾燥させます。
再度除じんし、お好みの新しい側(がわ)生地に充填し、吹き込み口を縫製して完成です。羽毛の芯まで温水と界面活性剤が浸透するので、スチーム洗浄より汚れが落ちやすくなります。洗い方以外にも側生地の品質、補充羽毛の種類、ふきこむ羽毛の重量などお好みによって細かく設定できます。

最適なメンテナンスとリフォームで長く使い続けよう

羽毛布団のリフォーム時期と方法について説明しました。最初に触れましたが、羽毛布団は適切なメンテナンスと日々の使い方によって10年以上持ちます。その為、長期間の使用で保温性が無くなっていたり、側生地が劣化している人はリフォームがおすすめです。買い替えるよりもコストがかからないことも多いので、リフォームは長く使い続ける為に必要な方法と言えます。一度検討してみてはいかがでしょうか。